2025年5月に締結したKDDIとの戦略的パートナーシップが、商用展開という形で具体的な成果を実現
イスラエルのネットワークソフトウェア企業「DriveNets」は、シリーズDラウンドで4億1,000万ドルの資金調達を実施したと発表しました。これにより、同社の累計資金調達額は10億ドルに達しました。
今回のラウンドはBessemer Venture PartnersとAtreides Managementが主導し、AMDおよびRed Dot Capitalが新たに出資。既存投資家であるPitangoとD1 Capital Partnersも引き続き参加しています。
DriveNetsは、AIデータセンターや通信事業者向けに、クラウドネイティブなネットワークソフトウェアを提供するイスラエル企業です。同社は、標準的なイーサネット技術を活用しながら、大規模AIクラスターにおける高速かつ柔軟なネットワーク構築を可能にするソリューションを開発しています。
今回調達した資金は、急速に拡大するAIインフラ需要への対応に加え、異なるベンダーのAIアクセラレーターを組み合わせて利用する「Heterogeneous AI(異種混在型AI)」向けネットワークソリューションの開発・提供体制の強化に充てられる予定です。
同社によると、すでに10億ドルを超える受注残を抱えており、2025年からはキャッシュフローも黒字化しています。AIの普及に伴い、GPUを効率的に活用するためのネットワーク性能が重要性を増す中、DriveNetsはGPUの稼働率向上や通信の最適化を実現する技術を強みとしています。
また、AMDとはGPUの性能を最大限に引き出すリファレンスアーキテクチャを共同開発しているほか、Broadcom、Dell、Supermicroなどのグローバル企業とも連携を進めています。
創業10年のDriveNetsは、AT&TやComcastなど世界有数の通信事業者への導入実績を持ち、近年はハイパースケーラーやAIインフラ事業者、研究機関などにも事業を拡大しています。AI向けネットワーク市場の急成長を背景に、次世代AIインフラを支えるイスラエル企業として今後のさらなる成長が期待されています。
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