モバイル広告の効果測定プラットフォームを提供するイスラエル企業「AppsFlyer」は、Google、Meta、Unity、およびAdtech企業Molocoを引受先とする総額10億ドル超の資金調達を完了したと発表しました。今回の調達により、同社の企業評価額は27億ドルとなり、2020年の前回調達時(20億ドル)を大きく上回りました。

今回の資金調達は主に既存株主による株式売却を伴うセカンダリー取引で構成されており、一部の初期投資家は完全にエグジットしました。一方で、Google、Meta、Unity、Molocoといった世界有数の広告・テクノロジー企業が新たな戦略的株主として参画しました。AppsFlyerは、これらの投資家に対して優先的なデータアクセスや特別な権利を付与せず、「独立・中立・公正な計測基盤」としての立場を維持するとしています。

調達資金は、AIを活用した広告計測技術やクロスプラットフォーム対応の強化、自律型マーケティングやAI駆動型ワークフローを支える基盤整備に充てられる予定です。

CEO兼共同創業者のOren Kaniel氏は、「AIが広告の購入・最適化を担う時代において、独立した信頼できる計測基盤の重要性はこれまで以上に高まっている」と述べ、今回の投資はその理念へのコミットメントであると強調しました。

AppsFlyerは2011年にOren Kaniel氏とReshef Mann氏によって創業され、現在は世界15,000社以上のブランド、8万以上のアプリで利用され、広告計測・アトリビューションサービスを提供しています。年間経常収益(ARR)は約5億ドル、従業員数は約1,300人で、黒字経営と安定したキャッシュフローを維持しています。同社は将来的なIPOも視野に入れつつ、今回の調達をAI時代に向けた成長戦略の重要な節目と位置付けています。

同社は日本市場でも事業基盤を拡大しており、2025年にはNTTドコモグループのDearOneと国内初のリセラー契約を締結しました。

 

 

 

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