今回のラウンドはRadical Venturesが主導し、NVIDIA、Toyota Ventures、Adobe Ventures、eBay Venturesなどの投資家が参加しました。

Decartは2023年に設立されたイスラエルのAI企業で、イスラエル国防軍の精鋭情報部隊「Unit 8200」出身のDean Leitersdorf氏とMoshe Shalev氏によって創業されました。同社は、リアルタイムAIインフラおよび「ワールドモデル(World Model)」と呼ばれる次世代AI技術の開発を進めています。

ワールドモデルとは、AIが現実世界や仮想空間を理解・再現し、リアルタイムに映像やシミュレーションを生成できる技術であり、ゲーム、ロボティクス、自動運転、Eコマースなど幅広い分野への応用が期待されています。

さらに、Amazonは投資家ではなく戦略顧客としてDecartと提携しており、同社の技術をメディア、広告、Eコマース、ロボティクスなどの分野で活用する予定です。また、NVIDIAは投資家であると同時に事業パートナーとしても参画しています。

同社はすでに「Lucy」と「Oasis」というワールドモデル製品群を展開しているほか、AIモデルをNVIDIA製GPUだけでなく、AmazonやGoogleのAIチップ上でも効率的に動作させるための最適化基盤「DOS(Decart Optimization Stack)」を開発しています。この技術により、企業は特定の半導体メーカーに依存することなくAIシステムを運用できるようになると期待されています。

今回の資金調達により、Decartの累計調達額は4億5,000万ドルを超えました。同社は今後、新世代のワールドモデルおよびAIインフラ製品の開発を加速させるとともに、グローバル市場での事業拡大を進める方針です。

 

 

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